ふんどしの証言

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証言番号

証言 51: 2019/02/15
ハンドルネーム
けも
年齢 性別 職業 居住地
21歳 男性 会社員 東京都
表題
知り合いが体験した事案
本文

ふんどしは基本的には機能性等含め良いことづくめなんですが、最近1つ気をつけないといけないと思ったことがありました。それが、欲情の対象になるということです。

私の友人の知り合いが体験した話なんですが、年始くらいに富山の方に旅行に行って、その時に温泉に入ったらしいんですが、その温泉の更衣室がロッカーではなく昔ながらの籠で、上着やズボンを脱いで、越中を解いて服の上に乗せて温泉に浸かってたらしいんですけど、温泉から上がって着替えようと越中を締めたら、股間に違和感があり、解いて見てみると、前袋に当たる部分に何故かどっぷりと精液が付着していたらしいです。

それを知らずに締めてしまったので彼の股間にもその精液が付いてしまい、非常に嫌悪感を感じた彼は越中を持って洗い場にまた戻り、結局その越中が旅行中に使われることはなかったらしいです。

事が起きてしまった要因としては、越中や褌愛好家は多くはなく、越中を置いた位置も積まれた服の一番上で目につきやすかったので、人の褌に触れられるまたとない機会と思われ欲情がそのまま行動に移り、脱衣場にトイレがあったのでそこに持ち込めば自慰しやすかったのが要因と考えられました。

私も、同じ趣味の友人を家に呼び、着替えとして私の越中を貸した時に、その友人が夢精してしまった事や、友人に自慰に使いたいと言って私の越中を締めて前袋に発射された事など、自分の越中に他人の精液を付けられる事が度々ありましたが、特に嫌悪感を感じることは今までありませんでした。ですが、これはあくまでも気の知れた自分の友人知人との話ですので、これが何処の誰とも知れない、もしかしたら病気を持ってるかも知れない精液となると、流石の私もあまり良い感情は抱かないと思います。

私も越中愛好家なので、同じような場面に遭遇したら欲情してしまうかも知れませんが、自分がされたらどう思うのか、相手の立場に立って行動したいと感じました。

運営者より
けもさん,こんにちは。ご投稿ありがとうございます。お友達のお知り合いの方,それは酷い目に遭われましたね。ふんどしに性的興奮を覚えるような性嗜好をおもちの方は多くいらっしゃいますし,それ自体何ら咎められるべきものではないのですが,人に迷惑をかけるとなると話は別です。持ち主が知らずに着用して性器に精液が付着するのがわかっていてそうしている所に異常性を感じます。どのような性指向(嗜好)であれ,欲望のままに行動して他人に被害を与えることは許されるべきではありませんね。今後ともよろしくお願いします!

証言 52: 2019/02/19
ハンドルネーム
海どじょう
年齢 性別 職業 居住地
67歳 男性 年金生活者(兼団体職員) 山口県
表題
褌の自分史23(褌は自分で洗って管理しろ!)
本文

毎度昔話が長い海どじょうです。今回は、私の通っていた国立大学の附属中学が、昭和39年8月上旬に瀬戸内海の海水浴場で実施した臨海水泳訓練に備えて行っていた時間泳ぎ強化訓練2日目、訓練開始前に行われた意外な指導について書いてみます。

臨海水泳訓練に備えて学校裏の50mプールで行われた時間泳ぎ強化訓練の2日目、午後1時過ぎに訓練参加者の集合場所に行くと、待っていらした体育副主任教官のN先生と体育講師の女先生が、

「いつも体育館で練習している運動クラブが、今日は全部対外試合のために出払っているので、六尺や水着に着替えたら、全員一度体育館に集まってくれ。」

と言いながら、一人一人に命札を渡して行かれました。

男子は第1理科室で白六尺褌に着替え、お椀型の白水泳帽とタオルを持って体育館に行きました。集合時間になっても、男子は30人くらい、女子も25人くらいしか集まってきません。手元に残った命札と参加者名簿を照合しながら、H先生とN先生は小さな声で、「時間泳ぎ強化訓練の2日目で、もう1割近い脱落者が出るようでは先が思いやられる。欠席の連絡をしてきた者は仕方がないが、連絡のない者は保護者に連絡しておく必要があるな。」と話し合っておられました。

時間泳ぎ強化訓練参加者が、クラス別に整列したところで、いつものきちんとした服装ではなくアッパッパを着た家庭科教官のMm先生(中年女性)が体育館に入ってこられました。女子生徒も男子生徒も、日頃は水泳訓練とは関係のない家庭科教官・Mm先生の登場に怪訝な顔をしていると、体育講師の女先生が、

「皆さん、今度の臨海水泳訓練に持って行く物は、終業式の日に渡した『臨海水泳訓練のしおり』に書いてありますから、分かっていると思います。家庭科のMm先生にも『しおり』を見ていただいたら、少し気になることがあるから、参加する生徒に直接確認したいことがあるとおっしゃるので、今日来ていただきました。Mm先生お願いします。」

と、紹介されました。

家庭科のMm先生は、私たちに向かって、まず水泳訓練で使った褌や水着を自分で洗って干し、乾いたら、次の水泳訓練に備えて水泳着、水泳帽、タオルをきちんと畳んでビニール風呂敷に包んで準備している者は手を上げるように尋ねられました。この問に手を上げた者は、女子が半数足らず、男子は4,5人しか居ませんでした。これを見てMm先生は、やはりというような表情になると、手を上げなかった者に対して、褌や水着は母親や祖母に洗って貰っているのか、重ねて尋ねられました。先の問に手を上げなかった者が、おずおずと手を上げると、Mm先生やはりそうかという顔をされました。

続いてMm先生は、女子参加者に向かって、自分の下着や寝間着を自分で洗濯して干し、乾いたら自分で畳んで管理している者は手を上げるように尋ねられました。下着を自分で洗って管理している女子は1/3いるか居ないか、寝間着まで洗って管理しているのは女子25人のうち数人しか居ませんでした。

この結果を見ると、Mm先生は渋い顔になって、今度は男子に向かって、水泳用の褌と水泳帽の洗濯は母親に任せているにしても、乾いた後の管理(学校に持って行けるように褌、水泳帽とタオルをビニール風呂敷に包んでおく)を自分でして居るものは手を上げるように命じられました。この問に対して、手を上げたのは男子の1/3位でした。

これを見て「う~む。」とうなるとMm先生は、最後に男子生徒の中で、自分の着る下着の管理(洗濯は除く)を自分でしている者がいるか尋ねられました。これに対して手を上げた男子は、私を含めて5人足らずに止まりました。

ここまでの質問に対する私たちの回答状況に、どんどん渋い顔になっていったMm先生は、体育教官のH、N先生と体育講師の女先生に向かって、

「今回の臨海水泳訓練参加者が、自分の水泳着や下着を自己管理している状況は、私の予想以上に良くないことが分かりました。男子の大多数が、下着ばかりでなく水泳用のフンドシの管理まで母親に任せっきりというのは、一応予想の範囲内でした。しかし、女子生徒は家庭科の授業でやる被服管理の中で、衣類の洗濯の実習もさせているのに、自分で水着の洗濯と管理をしている者がやっと半数、下着や寝間着の洗濯と管理は母親にお任せの者が2/3というのには、正直がっかりしました。

今回の臨海水泳訓練は、1年生が全員参加する秋吉台での集団宿泊訓練(2泊3日)とは違って、4泊5日の長丁場です。宿泊する旅館の広さには制約がありますから、あまり大荷物を持って行かせる訳にはいかないということで、持って行ける衣類は、水泳帽以外の水泳着は男子がフンドシ2本、女子が可能なら水着2枚、男女とも湯上げタオルは薄手の物1枚、替えの下着2組、夏の体操服1組、女子のみ寝間着と簡単な私服1枚となっています。この枚数だと、訓練の期間中水泳着だけでなく下着や体操服も汗取りの水洗いだけはさせないと、衛生上問題があると思います。

でも、この子達は男子も女子も、自分の水泳着でさえ自己管理している子は半分以下、下着の洗濯をしているのは女子でも1/3、男子のほとんどは自分の下着の管理すらしていないんですよ。男子で下着の洗濯をした経験がある子は、皆無に近いのではないでしょうか。

少なくとも、今日からは、男女とも自分のフンドシや水着と水泳帽、それに今日使った湯上げタオル(バスタオルのこと)だけは、自分で洗って干し、乾いたら自分で取り込んでちゃんと畳んでビニール風呂敷で包んで、翌日の訓練に持ってくるようにさせることを進言します。せめて、男子はフンドシ、女子は水着だけでも、自分できちんと水洗いできるように練習させるべきです。

私は、今度の訓練を行う海水浴場の近くにある姉妹校にも勤務したことがありますから、そこの海岸の状況はある程度知っています。訓練を行う海水浴場の砂は目が細かいですから、長時間の水泳訓練で使ったフンドシや水着には、砂が食い込んでしまいます。だから、毎回よく洗って細かい砂を落としておかないと、毎日毎日同じ水着やフンドシを使うと女子も男子も股間周りの肌を傷めてしまいますよ。

本当は、男女とも家で石鹸を使って下着を洗濯する練習までさせておくと良いのですが、あと10日足らずで完璧に洗ってすすぐところまで出来るようにするのは無理でしょう。とりあえず、汗取りのための水洗いだけでも、全員しっかり出来るようにする必要があると考えます。」

と、意外な意見具申をされました。

体育教官のH、N先生、女性の講師先生は、Mm先生の意見具申を聞いて一瞬驚いた顔をされましたが、その後Mm先生を交えて少し話し合っていらっしゃいました。相談が終わったところで、女性の講師先生が、男女の訓練参加者に対して、

「皆さん、Mm先生のおっしゃることはもっともです。臨海水泳訓練を行う海岸は、たしかに目の細かい砂浜ですから、Mm先生が心配されているとおり、訓練後にフンドシや水着をよく洗って、付いている砂を完全に落としておかないと、毎日午前午後とも長時間泳ぎ続ける訓練では股間周りの皮膚がこすれて、ひどい股ずれになる恐れがあります。今日から、女子も男子も、家に持って帰ったフンドシや水着と水泳帽、それにバスタオルも自分でちゃんと洗って干し、乾いたら自分で取り込んできちんと畳むようにしてください。石鹸を付けてまで洗う必要はありませんが、しっかり水洗いだけはするのですよ。」

と指示されました。

私は、小学4年生の時から、小学校が大きい川で行う水泳訓練でも、自宅前の川での水遊びでも、白六尺褌一本で泳いでいましたから、1時間近く川で水遊びをしていれば、褌の前袋の下側、金玉の下回りに川底の砂や泥が溜まっきて、金玉がこすれて気持ちが悪くなる事を何度も体験していました。また、そうなったときは、褌を解いてきちんと広げてから川の水でざっと洗って砂や泥を落とし、きちんと締め直していました。瀬戸内海沿いの別の田舎小学校から来たC、D組六尺組のKy 君、Mt 君、Tm君は、ほとんど海で泳いでいたので、私と同じような体験をしており、女性の体育講師先生の言われたことがすぐにピンと来たようでした。

しかし附中の隣にあるS小学校(指定水着が赤六尺褌)から来た子や、ボーイスカウトの水泳訓練のとき海で何回か赤褌で泳いだだけの子は、日頃泳ぐのはもっぱらプールだったので、女性の体育講師先生が言われた、砂や泥を落とすために褌をよく洗う必要があるという指示が、今ひとつ理解できていないようでした。

私は小学校の時から、川での水遊びから帰ってくると、風呂場できれいな水を浴びて体に付いた汚れを落としてから、褌と木綿ニットの水泳パンツ(母の目をごまかすために川への往復時だけ着用)をトタンのバケツの中でざっと水洗いして泥と砂だけ落とし、洗濯物を入れる金盥(カナダライ)に漬けておくように母から命じられていました。この褌は、後で祖母か母が洗濯板を使ってきちんと洗ってから、干しておいてくれました。翌日の午後、水遊びに行く際には、軒下の物干し竿に干してある褌と水泳パンツをとって、そこで身につけてから川に向かっていました。

附属中学校での水泳訓練の際締めていた赤六尺褌は、プールで泳ぐため砂や泥が付着することはなかったので、風呂に入ったときに風呂の湯でざっともみ洗いして、良く広げてから軒下の物干し竿に干すようにしていました。干しておいた赤褌は、乾くと母か祖母が取り込んでくれましたが、手アイロンで皺を伸ばした後、巻物を巻くようにクルクル巻いて筒状にしてしまうので、学校に持って行くときは、巻いてある赤褌を一度解いてから8つ折りにきちんと畳んで水泳帽と湯上げタオル(薄手でやや小さめのバスタオル)と一緒にビニール風呂敷に包んでいました。

水泳訓練で使う白六尺褌は、必ず自分で洗って干し、乾いたら自分で取り込んでビニール風呂敷に水泳用品一式包んでくるようにと指示された翌日、時間泳ぎ強化訓練3日目、褌に着替える時の状況は、かなり悲惨なものでした。男子参加者30名強が着替えのために第1理科室に集まったとき、周りに居いる子がビニール風呂敷から取り出した褌の様子を見ると、半数以上がざっと広げて干しただけのシワシワの褌をぐちゃっと丸めただけのもので、私のように皺を伸ばしてきちんと8折やもっと小さく16折に畳んでいる者は5、6人でした。もっと驚いたのは、前日締めていたときのまま前袋以外は縄のようなった褌が半乾きで丸まったものを、一生懸命一枚布の形に広げようとしている者が数名いたことでした。

男子が指示どおりに自分で褌を洗ってから管理しているかを確認するために、男子と一緒に第一理科室の入ってこられた家庭科教官のMm先生は、前日の訓練で締めたときのまま縄のようになっている褌を広げようとしている数人に気付いて、その子達の褌とバスタオルを手にとって点検されていました。褌も水泳帽も生乾きのままであることを確認したMm先生が、その持ち主達を問い詰めたところ、自分で洗うのが面倒くさいので、タオルだけは物干し竿に広げて干したけれども、褌と水泳帽はそのままほったらかしていたと白状しました。

これを聞いたMm先生は、あきれ果てたという声音で、

「いいですか、毎日毎日きちんと洗わないで生乾きのフンドシを締めて泳いでいると、インキンになります。一度インキンになるとなかなか直らなくて、痒くて痒くて酷い目に遭いますよ。

『水に入ればどうせ濡れるのだから大した違いは無い。』と、生意気を言いたそうな顔の子が居るけれども、毎日その日使ったフンドシをきちんと洗って、しっかり広げて日に当てることで、日光消毒になるのですからね。本当は何回かに一回は、フンドシを熱湯で煮て消毒すると良いのでしょうが、夏の強い陽射しに干せばしっかり消毒になりますから、今の時期は半日も日光に当てれば十分です。自分のフンドシは自分で管理しなさいというのは、そこまで含んでいるのです。昨日無精してフンドシを洗って干さなかった人は、今日帰ったら必ず自分で洗って干しなさい。明日の午前中くらいは必ず日光に曝しておくのですよ。」

とおっしゃいました。

続けてMm先生は、そこに居る全男子生徒に向かって

「念のためにいっておきますが、水泳用のフンドシは夏の間だけなら水洗いだけで十分ですからね。あなたたちが石鹸を使ってフンドシを洗っても、後で十分ゆすいで石鹸分を落とさないまま干すだろうから、それではかえって生地も傷めるし体のためにも良くありません。水でしっかり洗えば十分です。

それともう一つ、男子も全員、下着のシャツとパンツの汗を落とすために水洗いするやり方を、家でお母さんやお祖母さんから教わっておきなさい。今度の臨海水泳訓練では、必ず必要になりますから、ちゃんと手で洗う方法を教わるのですよ。宿泊先の旅館に洗濯機はありませんから、無精することを考えては駄目ですからね。」

と、指示されました。

この後Mm先生は、2日目の時間泳ぎ強化訓練を観察しておられましたが、途中からアッパッパを脱いで水着姿になると、私たち中級者と一緒に泳いでいらっしゃいました。日頃の先生の姿からは想像できない、きれいで力の入れ方のメリハリがしっかりた泳ぎを見せられて、中級者男女は自分たちの泳ぎと比べて本当にびっくりしました。実はMm先生は、戦前瀬戸内海沿いにあった女子師範学校の卒業生で、泳ぎは大の得意だったことを、同じD組の女子参加者から後日教えられました。

この褌と水泳帽、それに下着の水洗いの練習と技術の習得については、臨海水泳訓練の時にその必要性を痛感させられることになりました。

現在の競泳用水着には、「洗濯機で洗ってはいけない、もみ洗いもいけない、きれいな水で押し洗いだけをするように。」という注意書きが付いています。では木綿の六尺褌はどうでしょうか。私が小学生の時使っていた白褌は、川で遊ぶため川底の泥や砂が付着するせいで、ざっと水洗いしただけではだんだん黒ずんでくるので、きれい好きの母親や祖母が2、3日に1回は石鹸をつけて洗濯板を使いゴシゴシ洗ってくれていました。中学時代の赤褌は、川での水遊びで泥や砂が付いても白褌ほど黒ずみが目立たないので、1週間に1回くらい、母親が石鹸をつけて洗濯板で洗ってくれていました。

ちなみに、私が夏だけ不定期に通っている水術の道場では、小学生の男の子も半幅の白六尺褌を締めて、夏休み中はお盆休み以外は毎日厳しい稽古を続けています。小学4年生くらいになるとほとんどの子が1時間以上泳ぎ続けられる中等科に進級しますが、稽古場が屋外の自然水面ですから、ほとんどの子の白褌が濃淡はあれ黄土色に染まっています。まだ岸辺での稽古しか許されない赤鉢巻きの初等科生(小学1~3年生)にとっては、中等科生の黄土色に染まった褌はあこがれの的ですし、初等科生の中でも褌がより濃く黄土色に染まっている子の方が、サボらず毎日稽古に通っている者として幅がききます。初等科の子供達がおしゃべりしているのを聞いていると、少しでも早く白褌が黄土色に染まるように、母親に頼んで、褌は洗濯機で洗わずに稽古中に付いたいた細かい付着物を落とすためにざっと水でゆすぐだけにして貰っている子が多いことが分かりました。游ぎが上達することこそ大切なのですが、小学校低学年の男の子にとっては、褌がより濃く黄土色に染まっていることこそが、仲間内でのステータスになるのだなと、ちょっとほほえましくなりました。

運営者より
海どじょうさん,こんにちは。今回も貴重な証言をどうもありがとうございます。私も褌で海に泳ぎに行ったことはありますが,せいぜい波打ち際で水と戯れる程度で長時間泳いだ経験はありません。ですので海で長時間泳ぐと褌に砂や泥が付着して股ずれになるという認識はありませんでした。褌で遠泳する学校では褌の洗濯まで指導していたというのは面白い史実ですね。今でも褌で遠泳する学校では同じような指導があるのでしょうか。今後ともよろしくお願いします!

証言 53: 2019/03/02
ハンドルネーム
江戸錦
年齢 性別 職業 居住地
24歳 男性 会社員 東京都
表題
衝撃を受けた白ふんどし
本文

街中に溢れた“ふんどし姿”を見た時の衝撃から、今ではふんどしを活用した生活状況を楽しんでいます。

ナマのふんどし姿を初めて見たのが、神田(明神?)辺りで行われていたお祭りでした。道路幅が広くはない街路地の周囲は、ふんどしふんどしふんどし。神輿を担ぐ半纏姿の男衆で埋め尽くしておりました。そんな状況の中、神輿との距離も運良く間近だったために生のふんどし群がとっても鮮烈でした。

おそらく、祭りというイベント熱よりも、数百人規模のふんどし衆が街中に溢れているサマに脳みそが沸騰したんだと思います。締め方が様々でしたが、そんな中でもひときわ眼についた “ふんどしの白さ”!

白いふんどしが強烈に格好良く(奇麗)、それが脳みそに焦げ付いたまま、アドレナリンが出まくりのまま長々と傍観していたと思います。

帰路、一緒に観ていた彼女とカフェで話し込むなか、『浅草の三社祭って、もっと凄いんだろうなぁ!』て切り出すと、『声、浮ついてるよ!。祭りの雰囲気に興奮したの?』と、チャチャを入れられながらもボソッと『公衆でのふんどし!祭りではオッケーなんだなぁ~!』と彼女に返すと、目を細くして小さな声で『やっぱ、興奮したんだぁ!』。と、少し嬉しそうでニヤけ顔した彼女の問いに、『神輿の廻りを音頭をとりながら駆け廻っている人が居てて、それがその人のお役目だとしたら、俺もフンドシ一丁になって駆け廻ってみたい・・・』と、興奮した事を正直に話しました。 半纏にフンドシが常套なのでしょうが、『大衆の面前でふんどし一丁で歩き廻れたなら、気持ち良いいだろうなぁ~!』と、不謹慎ながらもそう考えていた事を彼女に話した途端、『日暮里のト○トに寄っていこ。買いたいモンあるから』。と言われ、日暮里繊維街にある大きな店に向かう途中にて『ふんどし締めてみたいんでしょ?。ふんどし作る布が欲しいから!』。そう言われた時にドーンと心拍数が高まり、アドレナリンが再び出て来たのがわかりしました。

普通、つき合ってる仲でも行事に使う特別なモノでも無い限り、ふんどしを作るってあり得ないことだと思いますが、僕の事情を1番よく解っている彼女だから出て来たフレーズでもあるんです。

手先が器用な彼女は11歳年上で、料理・洗濯以外のほとんどを彼女に面倒みてもらっておりますので、彼女の裁縫上手は分かっているし、『ふんどしを作るから!』と彼女が言った時に、カフェで嬉しそうな顔をした理由がなんとなく分かりました。

後で解った事ですが、浅草の専門店に行けばフンドシ用の生地が何種類もあるそうですね。次回のふんどしの生地は、浅草で購入しようと彼女は言ってくれてます。 因に僕らの住まいは日暮里と○○の間にありますので、日暮里繊維街のどのお店に行けば良いのかは十分解っている彼女でしたので、迷う事無く日暮里に戻って来た次第です。只、お店が大きいため生地の種類も半端ないです。そんな中で、ふんどしのために最適な生地を探している彼女をみていて不思議な嬉しい感覚と、彼女がイメージして作ってくれるふんどしに興奮していました。

ようやく彼女の求める生地が見つかって、手に取ってた色はとても奇麗な『白』でした。僕が履いているパンツがカルバンの白ブリーフでして、下着に対する彼女との共通項は、下着の色は『白』なんです。

次に中々探しだせないブリーフのような柔らかい綿。腹巻き用の綿はどれが良いのかを店員に尋ねた処、僕が欲しかった純白に光っているタイプは硬く締まるタイプらしく、薄い生成りの綿生地の方が洗うたびに柔らかくなるとの事にて、厚さ2種類の生成り綿と、光っているタイプの綿生地も選びました。

変な話しですが、2人でランジェリーショップを回っても恥ずかしさはなかったのですが、ふんどしの生地を選ぶのに店内を回っていた時の方が、背徳感?のような変な恥ずかしさの感覚が満々とありました。

ふんどしを作ってもらうだけなのに、こんなドキドキするプロセスは大事にしたいと思っています。

彼女が購入した幅100cm×長さ5mの生地を、幅半分の50cm×5mに切り分け、切り分けた1枚を手を加えずに先ずは洗濯(新しい生地のままでは、生成り生地の柔らかさはあるものの、新しい生地特有の角が立っていて、肌にとっては硬いそうです)。外気に1時間ほど晒し、仕上げは低温ドライヤー。残り半分の生地は、幅の部分(製材で言うところの小口)の2カ所だけを生地がほつれないようにミシンがけし、長い部分の切り端部分は幅の所から少しだけ折り込み、同じようにミシンで縫ってありました。

洗濯した1枚も乾き、ふんどしらしき2枚の長い布の完成。純白の光っているタイプの生地は、生成りのふんどしで様子を見ながら手をかけていくらしいですが、僕的には光っているタイプの生地で、ふんどしデビューを飾りたかった想いが正直ありました。

シャワーして来て!と、彼女に促され、“ふんどしデビュー”前の洗身、身体を清めました。手製のふんどしを汚しちゃいけないと思い、ペニスの包皮内も入念に洗うと血流が盛んになったのか、勃起しだしたペニスに水をかけながら、数年前の場面を思い出していました。

実のところ、ふんどしデビューと言いながらも彼女と付き合いだして間もない頃、彼女とプレイの最中に布切れのようなモノがおむつのようにあてがわれ、蟻の戸渡り、肛門・腰回りの締め付け感がグッと強くなったので、てっきりふんどしで縛られていたと思っていました。プレイの後、目隠しを外すと枕カバーを捻ってふんどしのようなカタチで緊縛されていました。その場面を言うと、正確なふんどしではないと思いますが、その時の感覚がどんなものであったか強く記憶しています。彼女は覚えてないのかもしれませんが www

プレイと表記し、お気づきの方も多いと思いますが、彼女は“緊縛”を得意としている“緊縛女子”です。この「ふんどしの証言」経緯説明上、彼女のスペック表記がないと理解し辛いドキュメントになると思い、紹介しております。因に緊縛女王として数年間風俗店に在籍していたそうで、和装コスチュームと緊縛が目玉のプレイヤーだったそうです。現在、年に数回ほど知り合った風俗サークルの招きで、Showの一部として2人で参加しています。そんな彼女の秀逸な緊縛技に魅せられ、今は生活(性活)のパートナーとしても信頼しきっております。

ふんどしの想いを綴るページなのに、プレイと文字で表記すると勘違い投稿と思われてしまったかも知れませんが、下着文化を綴るページでもあると同時に日本の文化の伝達ページとも認識しています。その範疇にて、彼女が大事に抱く古式日本の文化、それをふんどしを交えて甘受していきたいと想い抱いている僕。そんな彼女との【ふんどしライフ】をお伝えしてみたいと投稿しました。長くなりましたが、次回からは要約しまして【ふんどしライフ】を投稿させていただければと考えております。

運営者より
江戸錦さん,こんにちは。興味深いご投稿をどうもありがとうございます。お祭りのふんどし姿に衝撃を受けて,自分もふんどしを締めてみたいと思われたのですね。そして彼女さんがふんどしを作ってくれて締めることができたのですね。彼氏思いのふんどしに関心のある彼女さんで良かったですね。緊縛というのも立派な性の文化の一つですし,ふんどしは特に締める=縛るという側面がありますからそういったことにも結び付きやすいと思います。この「ふんどしの証言」は,ふんどしにまつわる過去や同時代のさまざまな事象を記録していくことが目的なので,徒に性的羞恥心を刺激するような内容でもない限り,性にまつわるお話も歓迎しています。彼女さんも並々ならぬふんどしへの関心をおもちのようなので,彼女さんがふんどしに関心を抱くようになった経緯についても知りたいですね。またご投稿いただけるということで楽しみにしています。今後ともよろしくお願いします!

証言 54: 2019/05/15
ハンドルネーム
海どじょう
年齢 性別 職業 居住地
68歳 男性 年金生活者(兼団体職員) 山口県
表題
褌の自分史24(中学2年生夏・臨海水泳訓練に備えて(4))
本文

ご無沙汰しておりました。毎度昭和の昔話が長い海どじょうです。

前回は、昭和39年8月上旬に行われる附属中学校初の臨海水泳訓練に備えて、夏休み初めの4日間、学校裏にある大学所有の50mプールで行われた時間泳ぎ強化訓練2日目、開始前に家庭科教官のMm先生(中年女性)がら受けた「水泳着、水泳帽、バスタオル、下着類を自分で洗って管理すること」に関する指導について書きました。今回は、その後行われた2日目の訓練の様子です。

2日目の訓練開始前、新モス半幅の白六尺褌を締めるとき、前日海軍式の締め方で褌を締めて参加するよう指導された私たち六尺組8人と六尺褌初心者Q君は、1日目に比べて時間を掛けながら海軍式で褌を締めてゆきました。いつもはさっさと褌を締め終えるB組のMk、C組のIw、Mt、Tm、それにD組のKy、Sa、Siと私の8人が、なれない海軍式で褌を締めようとして、六尺褌初心者Q君並にもたもたしているので、陸式で褌を締めているほかの男子は、ちょっと怪訝そうな顔をしていました。

白褌を締め終えた男子30人くらいと、学校指定の黒ナイロン競泳水着に着替えた女子25人くらいが体育館に集まったところで、前回書いたMm先生がらの指導があったため、2日目の訓練開始は予定の14時よりかなり遅くなりました。

時間泳ぎ強化訓練は、1日目と同じようにまず体慣らしのために15分間泳ぐところから始まりました。中級者区画では、参加者がそれぞれのペースで、プール短辺を出来るだけ足を着かずに続けて往復しました。10分泳ぎ終わったところで男女とも校舎側のプールサイドに上がって10分間休憩しました。

この休憩時間中に、男子は近くのスタート台後ろに行って、水に濡れた白褌を増し締めするように指示されました。陸式で締めた褌なら、左後横ミツに最初に巻き付けた方の褌の端を解けば十分効果的に増し締めが出来ます。ところが海軍式だと、右後横ミツに最初に巻き付けた褌の端を解いただけでは、後から縦ミツに細かく巻き付けた上で左後横ミツに巻き付けた方の褌の端が邪魔になって、十分堅く増し締めが出来ません。

仕方がないので、海軍式で褌を締めている9人は体育教官のH先生とN先生にお願いして、褌を完全に解いて一から締め直すことにしました。水に濡れた白褌を解いて完全に一枚布の形に戻してから、しっかり絞った上で最初から締め直すと、水に濡れた褌はかなり伸びていて、後横ミツへの巻き付け回数が左右とも2回くらい多くなって、締め直し前の褌が如何に緩んでいたかが実感されました。この締め直しの時、通常授業のように女子は後ろを向かせて男子のフリチンを見せないようにする指示がなかったため、大半の女子が素知らぬふりをしながら、海軍式で褌を締め直している私たち9人と、高師流で褌を締め直しているYd君の様子を、かなり注意深く見ていたような気配を感じました。

1日目の訓練の状況を踏まえて、2日目は1コマ20分ずつ間に10分の休憩を挟んで2回泳いだところで、長めの20分間の休憩をして、その後でまた1コマ20分ずつ間に10分の休憩を挟んで2回泳ぐ形で、隊列を組んで平泳ぎで泳ぎ続ける時間泳ぎ強化訓練が始まりました。初日よりは少し力の抜き方のコツが分かってきたので、中級者区画の隊列もあまり崩れることがなく、20分ずつ泳ぐ4コマとも、先頭で泳ぐQ君が最後尾で泳ぐ私に1身長の間隔より接近してくることはあっても、もろに追突してくることはありませんでした。

この日も、最初の体慣らしの後の休憩時間中に褌の締め直しや増し締めをした後は、1コマ20分ずつ泳ぎ続けてチンコと金玉がどうにか隠れている程度に狭くなった褌の前袋を元のように広げることと、少しずり下がりかけた横ミツを元の位置に引き上げることが許されているだけで、大多数の者の褌が本当に解けてしまいそうになる寸前まで我慢して泳ぎ続けるように指示されていました。

海軍式で褌を締めていた私たち9人と高師流で褌を締めていたYd君は、最初の休憩時間に褌を完全に解いてから一からしっかり締め直したので、長めの20分休憩が来た時もあまり褌の緩みを感じず、これなら最後までどうにか持つのではないかと思っていました。一方陸式で褌を締めている残りの20人余りは、最初の休憩時間に褌の増し締めをしただけだったので、前日の訓練の時と同じようにかなり褌が緩んで来ているように見えていました。

20分休憩後の3コマ目の時間泳ぎが終わって水から上がるとき、陸式で褌を締めている者の半数以上の縦ミツが大きく弛んで前袋も狭くなっていて、私がプールの中から見上げると、大多数の者のチンコと金玉がほぼ丸見え状態ので、酷い子は金玉が完全には褌からみ出していました。海軍式で褌を締めている9人は、先に岸に上がっていく陸式の子達の褌の弛みに気付いたので、水中にいる間にお互い声を掛け合って、手探りで褌の前袋をしっかり広げてからプールサイドに上がりました。水から上がった海軍式の9人は、陸式で褌を締めている者ほど横ミツが緩んでずり下がってはいないものの、股と後ミツのところで褌と肌の間にはっきり分かるほど隙間が出来ていることに気付きました。私が休憩のために腰を下ろすと、前袋の上端がヘソの位置から下に少しずれて布がかなり大きく弛み、水から上がる前に前袋の両脇をしっかり広げたはずなのに、チンコの先が横からはみ出しそうになり、慌ててチンコの向きを上向きになおしました。

陸式で褌を締めている20人余りが水から上がって来るところを見守っていらした中級者区画主任教官のI、T先生、上級者区画主任教官のM先生は、彼らの褌の乱れがかなり酷くなっていることに気付かれて、体育教官のH、N先生を交えて、男子生徒全員にプールサイドで褌の締め直しをさせるべきかどうか相談していらっしゃいました。

相談がまとまったところでH先生が、

「いま海軍式で六尺を締めている9人とD組のYd以外は、よく聞いてくれ。貴様らの中で六尺の緩みが酷い者が、かなり増えてきた。そこで、この後水中で六尺を締め直す練習をさせることにする。休憩時間が終わったら、体育館側の中級者区画で水に入って、底に足が着き、少なくとも脇の下より上が水上に出る所に立って、六尺を外し一枚布の形に広げておけ。」

と指示されました。

続けてH先生は、

「海軍式で六尺を締めている9人とYdは、今からT先生とI先生に貴様らの六尺の状態を確認して貰う。その後で水中での締め直しをさせるか指示することにする。」

とおっしゃいました。

T先生とI先生は、休憩時間のうちに私たち海軍式9人とYd君の褌の締め込み具合を点検し終わると、体育教官のH、N先生、上級者区画主任教官のM先生と話し合っていらっしゃいました。

すぐに話し合いは終わって、H先生が、

「海軍式で六尺を締めている9人とYdの六尺の状態は、陸式で六尺を締めている21人よりはかなりましだ。ちょっと立ち上がって、全員横を向いて礼をしてみてくれ。うむ、全員前袋がかなり弛んで中身が見えそうだな。だが、すぐにも六尺がずり落ちたり解けたりしそうな者は見あたないから、そのままでも最後の1コマ、何とか持ちそうだ。よし、貴様ら10人は、ほかの者が水中で六尺の締め直しを練習するのをよく見ておけ。」

と指示されました。

陸式で褌を締めている21人は、休憩時間終了と共に水に入ると、水中で褌を解いて一枚布の形に広げ始めました。体育館側のスタート台近くは水深が120cm位なので、水中で褌を広げるのは容易でしたが、プールの中央に近い方は水深が150cm位になるので、水が肩のすぐ下まで来て腕をやや上げた状態で褌を広げなければならず、かなり苦労しているようでした。

陸式の21人全員が褌を広げ終わったことを確認されたH先生は、

「よし、全員六尺をちゃんと広げたな。それでは、今から水中で六尺を締め直す練習を始める。今日が初めての練習だから、多少時間がかかっても構わん。これなら泳いでも大丈夫と自信が持てるように締め込めた者は、一度市道側のプールサイドに上がって待機しておけ。それでは、水中での六尺締め方練習始め!」

と指示されました。

私の経験から言っても、乳のあたりまで水に浸かった状態で水に濡れた褌を一から締めるのは、陸上で乾いた褌を締めて行くのとは相当勝手が違っていて、慣れないとなかなか上手くゆきません。水中では、しっかり足を踏ん張っていないと体が浮き上がりそうになるし、後から締め込んでいく方の褌の端をしっかり顎で押さえていないと水面近くでふらふら揺れて、先に締め込んでいく方の端の力加減がなかなか思い通りにゆきません。陸式で褌を締める21人は、水中で悪戦苦闘しながら、陸上で締め直すときの三倍近くの時間を掛けて褌を締め込むと、次々にプールサイドに上がってきました。

私たち海軍式9人とYd君は、T先生とI先生に指示されて市道側のプールサイドに移り、水中で褌を締め直した陸式21人が水から上がってく来るのを手伝いました。T先生とI先生は、かなりばらばらにプールサイドに上がってきた陸式21人の褌の締め込み具合を、ざっと目視で点検して行かれました。私が見ていると、陸式21人のうち1/4位の褌の締め込みがやや甘いように見えました。しかし、T先生とI先生は、あと1コマ泳ぐだけなら何とか保ちそうだと考えられたのか、そうした者に個別に注意されることはありませんでした。

市道側のプールサイドに集まった男子31人の褌の前袋がやや狭くなっていたのを見て、H先生は、

「それではこれから時間泳ぎ訓練最後の1コマを始める。泳ぐ訓練以外のことでかなり時間を使ったので、最後の1コマは25分として、これで水中での訓練は終わりとする。男女全員しっかり泳ぎ切ってくれ。全員水に入って泳ぎ方用意!」

と指示されました。

最後の1コマが始まるまでに、休憩時間10分間と男子の水中での褌締め直し練習10分間があったため、女子は20分以上休むことができて体力を回復し、元気満々になっていました。それまでプールサイドで時間泳ぎ強化訓練の様子を見守っていらした家庭科教官のMm先生も、水着姿になると中級者区画で女子の最後尾について泳ぎ始められました。Mm先生の後ろで隊列の最後尾についている私とMk君は、先生が無理のない綺麗な泳ぎで、女子組の最後尾と常に半身長の間隔を保って泳いでゆかれる後ろ姿を見ながら、一生懸命引き離されないようについて行きました。

時間泳ぎ強化訓練最後の1コマ、中級者区画では元気満々の女子に追い立てられかつ引っ張られるように、最後まで泳ぐペースが落ちずに25分間泳いで、男子の方がへとへとになったところで、ようやく訓練が終わりになりました。やっとの思いでプールサイドに上がった男子31人の褌の状態は、先ほど水中で占め直しをした陸式21人のうち5人ばかりがかなりユルフン状態で、前袋と後ミツが大きく弛んでおり、先ほど締め直しをしなかった海軍式9人と高師流のYd君の褌も、今にも解けそうではないもののやはり前袋と後ミツがかなり弛んだ状態で、大きく前屈みになると前袋の脇からチンコと金玉が完全に覗けて見える状態でした。

訓練最後の整理体操をしたあと、H先生から、

「今日も訓練、皆翌最後までよく頑張ってくれたな。今日も途中でいろいろ当初計画以外のことがあって、予定通りに泳がせることが出来なかった。明日は出来るだけ本来の計画に沿って訓練を行うから、そのつもり出来てくれ。今日の訓練はこれで終わりとする。

女子は着替えて帰ってよろしい。男子は、先ほど水中で六尺の締め直しを練習させたことについて話したいことがあるから、ちょっとここに残っていてくれ。」

とおっしゃいました。

女子がバスタオルを肩に掛けてプールから出て行くと、残った男子生徒に対してH先生は、

「今日の訓練でも、六尺が本当に解けてしまう直前まで増し締めも締め直しもさせないと方針で泳がせたが、やはり最初に水に入って濡れた六尺が緩んだところで一斉に増し締めをしただけでは、訓練の最後まで保たないことがよく解った。六尺を海軍式で締めている9人と高師流で締めているYd以外は、試しに最後の休憩時間に水中で六尺を締め直す練習をさせたが、余り上手くいっていなかった。臨海水泳訓練は、一般客が多数いる普通の海水浴場で行うから、浜に上がってから男子全員が六尺を解いて素っ裸になって締め直すというのは、流石に公序良俗違反だろうと考えて、先ほど水中での六尺締め直しを試してみたのだが、相当練習しないと上手くいきそうにないな。

よし、明日は、最初の休憩時間に水中での六尺締め直しをやり、その後最後の1コマの練習に入る前に水中で六尺を増し締めさせる方式でやってみることにする。海軍式や高師流の者も含めて全員それでやって貰うから、そのつもりで訓練に参加してくれ。本日の時間泳ぎ強化訓練はこれにて終了とする。解散!」

と、2日目の訓練の終了を宣言されました。

海軍式で褌を締めていた六尺組8人とQ君は、第一理科室で制服に着替えながら、「濡れた褌だと、陸上で海軍式に締め直すのは結構手間がかかったけれども、もし水中で締め直すとすれば、もっと時間がかかりそうだぞ。それに、今日の陸式のヤツらの様子を見ていると、水中で褌を堅く締め込むのは大変そうだな。これは困ったな。」と話し合っていました。ただ、海軍式で褌を締めた9人全員が、褌が水に濡れたあとで、多少時間が余計にかかっても海軍式で十分堅く締め直しておけば、陸式に比べて横ミツが緩んでくるのが遅くなる上に、ある程度まで緩むとそこで緩みが止まってしまうことが体感的に分かったので、長時間泳ぎ続けなければいけない臨海水泳訓練では、海軍式の方が訓練中に褌が大きく緩んで解けてしまう恐れが少ないのではないかと感じていました。

プールでの時間泳ぎ強化訓練3日目、訓練時間中に褌の締め直しや増し締めを、如何に一般の海水浴客に目立たないように行うかの実験が、さらに続きます。それについては次回にさせていただきます。

運営者より
海どじょうさん,こんにちは。今回も貴重な証言をどうもありがとうございます。一般の海水浴場で行われる臨海学校では,水の中で緩んだ褌をどうやって一般客の目につかないように締め直しさせるのかが大問題だったのですね。海軍式の方が陸式よりも緩みにくいことなど,実地で体験された方の証言は説得力があります。今後ともよろしくお願いします!

証言 55: 2019/06/10
ハンドルネーム
けも
年齢 性別 職業 居住地
21歳 男性 会社員 東京都
表題
年代における褌の柄の好み
本文

色々なサイトやSNSを見ていくと、年齢層によって柄の好みが別れると思います。

感覚的にですが、年齢層が高いほど無地(特に白と赤)が好まれ、年齢層が低い程柄物が好まれている気がします。年齢層高めの方は父や祖父が褌をしていたのを見た影響や、自分自身が褌を締めていた経験、その時代的に白や赤が主流だった影響が考えられます。

白については褌といえば白というイメージや、男らしさの象徴。赤については健康や気を引き締めるため、といった所ですかね?世代的に感覚が違うところがあると思うので、色々意見を聞いてみたい所です。私含め周りの知人など、若年層についてはほぼほぼ主流は柄物です。

理由としては「オシャレ」と「選ぶ楽しさ」です。褌を締めてる方は健康効果とか色々締めてる理由はあるかと思いますが、大前提として「褌が好き」というのがあると思うんですよね。 私は少なくともそれに当たるので、締め心地や見た目も好きですし、褌を締めるだけで気持ちが高揚します。なので、その日1日締める褌を選ぶのって結構大切なんですよね。

無地だったら選ぶとしても色の違いしかありませんが、柄物だと色・デザイン様々なものがあるので、その日の気分に合わせた褌が締めれます。例えば気合い入れたい時は龍柄のカッコイイ褌を締めたり、逆にリラックスしたい時は桜柄の可愛い褌を締めたり、そこで使い分けができます。これが楽しいんですよね。

「別に下着なんて見せない・見えないから変わらないじゃん」って意見もあるとは思いますが、「赤パンツ健康法」のように見えないオシャレも大切だと思いますし、そもそも同じ褌仲間の知人だったり女性とする時だったり銭湯だったり、何かと見せる機会はあるので結構オシャレさとかは重要だと思います。

もちろん私もずっと柄物って訳じゃないし、無地も好きなので定期的に無地も締めますけどね。白・赤・紺は特に好きです。

ただ無地ってダサく見えちゃうんですよね。白越中締めて女性と営みをしようとしてズボン脱いだら「えぇ…」みたいな感じで。紺はそこまでの反応だったんですけど、やっぱ白・赤は一般的にはジジくさく見えちゃうのかなと。ちなみに柄物だったら(褌に抵抗無ければ)そういうことも無く褌通して良い感じのムードになるので明らかに差があります。

また、同年代の褌好き仲間と家で遊ぶ時とかは全然白越中とかも締めます。お仲間の皆は白とか赤好きな人が大半なので、白越中とか締めてもダサい・ジジくさいとは全く思われないので気兼ねなく締めれますね。

色々柄物の良さについて語ってきましたが、そんな柄物にも1つ難点があります。それは柄自体の少なさです。ふんどし自体の流通量が少ない+販売所が限られているので、必然的に種類は少なくなります。銭湯とかに行って着替える人のパンツを見てもユニクロとかGUとかメーカーなんて一切分かりませんが、ふんどしの場合「これたぬき堂のやつだな」と大体分かりますし、もっと言えば柄が被ったこともあります。選ぶ楽しさはあるんですけどその選択肢が少ないんですよね。

なのでふんどしを生地から作ってたり、個人でふんどしを製作販売してる人の所のふんどしなど、珍しい柄のものを見たら締めさせて貰ったり、逆に自分のを見せてあげたり締めさせてあげたりします。もっと普及して取り扱いしてくれるお店が増えればその分選択肢も増えると思うんですけど、中々難しい所ですね。

それでも柄物は今結構種類あるので、何枚か持つのはオススメしたいです。

運営者より
けもさん,こんにちは。お久しぶりです。ご投稿ありがとうございます。褌の色柄の好みについて,これはもう人によって千差万別だと思いますが,褌を愛好する若年層の間で柄物が流行っているというのはわかる気がします。物心ついたときに穿いているパンツが柄物のボクサーだったりする世代ですから,褌も自然に柄物を選ぶことになるのでしょうね。また,若い肉体には柄物が似合うということもあるのでしょう。私は単に面倒くさいという理由もあって,もっぱら白か赤の無地なのですが,少し生活にゆとりができたら柄物も試してみたいと思います。今後ともよろしくお願いします!

証言 56: 2019/06/23
ハンドルネーム
ysmr1955
年齢 性別 職業 居住地
63歳 男性 会社員 沖縄県
表題
沖縄のふんどし
本文
沖縄のふんどし(ちゅらさな)

近所のお年寄りがふんどしを干されているのを見かけた位で県外の祭りでふんどしを着用しているのを見る位でした。

数年前、県内のラジオ番組でちゅらさなを発売という話題があり、プレゼントに応募したら、当選し添付画像のふんどしでした。ちゅらさん(美しい)、さなじ(ふんどし)からの造語のようです。個人的に一度だけ着用しただけですが、越中の前垂れがゴワゴワして気になるのであまり着用していません。

更級で六尺を作っていましたが、今はガーゼ地を着用しています。当初肛門がヒリヒリしていたのですが、今では慣れてきました。黒猫を知ってからは仕事の時は黒猫を常用しています。黒猫もガーゼ地の物をネットで購入しています。

これからもよろしくお願いします。(乱文で失礼しました)

運営者より
ysmr1955さん,こんにちは。貴重な情報をありがとうございます。私も調べてみましたが,メーカーサイト(外部リンク)によると,「ちゅらさな」とは,おっしゃる通り沖縄方言の「ちゅら(美しい)」と「さなじ(ふんどし)」の造語で,2000年に沖縄に移住した落語家「おきらく亭 はち好」師匠の考案により「ウチナーンチュ(沖縄人)」に最適なふんどしとして開発された商品だそうです。地方によっていろいろと個性的なふんどしが売られていて楽しいですね。今後ともよろしくお願いします!

証言 57: 2019/10/03
ハンドルネーム
尾濃太郎
年齢 性別 職業 居住地
70歳 男性 年金生活者 愛知県
表題
ふんどしあれこれ
本文

私が20代後半~30代を過ごした70年代後半から80年代にかけては、地方のデパートや衣料品スーパーでも様々な越中ふんどしが売られていた。白さらし、色さらし、白ブロード、何色かのブロード、そして意外であったがクレープ生地、さらにはステテコの生地にあったような細い青い縞のクレープ生地、中には「紋次郎パンツ」というものさえあった。その当時のテレビでの「木枯らし紋次郎」の流行を受けて、劇画風の紋次郎の旅姿と「木枯らし紋次郎」というロゴのイラストプリント入りのブロード生地のものであった。(著作権とかはどうなっておったのであろう?)しかしどう考えても肝心の股旅の人「紋次郎」は越中ふんどし着用ではないであろうと思ったが・・・。

70年代にクラシックパンツという呼び方で、越中ふんどし復活か?と思われた時代・・・テレビでも、週刊誌でも、そして少年週刊誌においてもふんどしがさまざまに取り上げられておった。編集者たちの興味を惹いてもおったのであろうけれど、実際の所、普通のおにいさん、おじさんにはどう受け止められておったのであろうか?

テレビの「ゲバゲバ」という番組でも、大橋巨泉氏が「ジャパンツ」などという造語を語ったりしておった。しかしそれらは笑いの対象にしておった感じが強かった。そして結局のところ、ふんどしの本格的復活の希望もあっけなく消えていった。

40年ほど前に地方の有名温泉の脱衣室で見かけたお爺さん、ズボン下のその下に猿股、そしてその下に越中ふんどしという姿であった。そういう着用方法もあったのか!と驚いたが、これは猿股が汚れないようにするためか?寒いからの重ね穿きなのか?今も謎として記憶しておる。その頃は、まだまだ越中ふんどしやもっこふんどしをしておる中高年の人々を見かけた。今もご健在ならば90歳~100歳になられる世代の方々であろう。

つい3、4年前、ある大手スーパーでバーゲンの籠に入っておったディズニー キャラクターがいっぱい散らされた柄の越中ふんどしを見かけた。珍しい!思わず購入しようか・・・とも思ったが、一瞬の迷いの後、誰に見せたり見られたりする訳ではないが、これを着けるのはやっぱりちょっと恥ずかしいなあ、と購入を断念した。妙に小ぶりな作りに見えた。さらしやブロードには見えなかったような。ひょっとしたら伸びの大きい素材であったのかも知れぬ。一体どんな人が着用?子供?若者?おじさん?おじいさん?ひょっとして女性?といささか不思議に思えた。

話題はがらりと変わって、みなさんにお訊きしたいことがあります。ズボンの下にふんどしを着用される場合、ステテコなどズボン下の類を合わせて着用されるのか、それともズボン下類は無しでいきなりふんどしなのか?どのような着用をされておるのでありましょうか?

私は20歳を過ぎ、社会人となった頃からずっとパンツの上にステテコを穿くようになりました。ズボンの汗汚れを防ぐものだと周囲に教わったことと、尾籠な話でありますが小用の際の残り滴などの汚れを防ぐためにも有効であるなと自分で考えました。そしてそもそも成熟した男には越中ふんどしと同じく、ステテコも似つかわしいものであると思っておりました。そして50代に入った頃からふんどし着用が多くなって、当然のようにステテコと合わせての越中やもっこの着用であります。

とは言え、そもそも私と同世代(私はつい最近、古稀を迎えたところであります)の人でステテコ愛用者はかなり稀であろうと思います。ですから、私よりも年上の方々ならばステテコ併用の方も多いのでは?そして私と同じ古稀前後の世代の方、さらに私より若い皆さんは、ふんどしを愛用されておったとしてもステテコとは無縁の方が多いのでは?と予想しておるのでありますが、如何でありましょうか・・・。

また、浴衣など着物を着られる場合、やはりふんどしにステテコ等のズボン下を重ねられるのか、あるいはステテコ無しでのふんどし着用なのか、是非お教え頂きたいと思います。着物の前が開いた際、そこにズボンを穿いたときのように左右に分けられて皺になることもなく、パリっと美しい方形の前垂れが見えることこそふんどしの美学であると仰る方もありますが・・・。如何でありましょうか?私としては、長年の習慣ゆえでありましょうが、ステテコ無しでのふんどし着用にはいささか心許ないものを感じてしまうものであります。

運営者より
尾濃太郎さん,お久しぶりです。70年代~80年代のふんどし事情を詳しく書いていただき,どうもありがとうございます。ふんどし着用の際にステテコを合わせて着用するかどうかですが,私はよほど寒いところに行くとき以外には着用しませんね。若い世代でもふんどしを着用する人が増えていますが,ステテコを合わせて着用する人は少ないような気がします。今後ともよろしくお願いします!

証言 58: 2019/10/03
ハンドルネーム
尾濃太郎
年齢 性別 職業 居住地
70歳 男性 年金生活者 愛知県
表題
テレビで話題になったふんどしの記憶
本文

私が中学3年生か高校生になった頃であったと記憶しておるから、今から半世紀以上前のことである。まだ我が家のテレビは白黒であったと思う。「オヤジ万歳!」(親父?おやじ?オヤジ?どれであったか表記には確信が持てませんが)という番組があった。多くの場合、着物姿であったと思う西条凡児(これまた、多分そういう表記であったであろうと思うが)さんが司会しての、家族紹介の公開番組であった。

その日、「オヤジ」と共に出演したのは、女子高校生であったと思う。自宅にて、夕餉の支度であったかを手伝おうとして、整理ダンスの中のエプロンを探しておったとき、友達が何人かやって来て呼ぶのでとりあえずエプロンを手にし、身に着けながら玄関に出向いた。友人たちの驚いた表情と次ぎに起こった爆笑!なんと彼女の身に着けておったものは父の越中ふんどしであったのだ!きちんと四角く畳まれた紐のついた白いもの。それは慌てておった女子高校生にはエプロンであると疑う余地もなかったが、友人達の反応に異変を感じて我が身を見た時、そこにあったのは足元まで細長く垂れた越中ふんどしであったという。

今だに時折、この話を思い出す。当時すでに私にはふんどしというものへの憧れがあったのであろう。自分にはそのようなエピソードは無いが、その放送を思い出すと、何か懐かしい気持ちや温かさを思いおこす。彼女は、恥ずかしくて堪らなかったと言っておったと思うが、おそらく私と同世代の人であったろうと思う。今もご健在であろうか。その放送時には「お父さん、もうふんどしはやめて・・・。」というような「お願い」で締めくくられたと記憶しておるが、今は彼女もふんどしに懐かしさを覚えられるのでは・・・?その番組の恒例の送り言葉「ささ、おみやげ、おみやげ」という西条氏の声と共にアシスタントからどっさり(であったかどうか)の景品が手渡されての終了であった。

最近のテレビ番組は、お笑い芸人中心(しかもいつも同じ人たちばかりが雛壇に並んでおる)のものばかり。ギラギラチャラチャラした悪趣味の権化(と、私には思える)とでもいうような背景のスタジオで、お互いに茶化しあって馬鹿笑いをしておるようにとしか思えない。(・・・と、私には思える・・・極めて個人的な偏見であります。)

あの頃には、「満天パパ」というような番組もあったような。この頃はそうしたほのぼのした番組は数えるしか無くなった。もっとも、当時から流行しておった視聴者夫婦出演番組で下ネタが売り物になっておるものもあって批判されたものもあった。夫婦ものは今も続いておるけれど、今どきは「オヤジバンザイ」などという番組はもはや成立しないのでありましょうね。

話しが脱線してしまったが、そういえば、そうした夫婦出演番組のひとつであったと思うが、見合いで結婚した新婚の夫が越中ふんどしの愛用者であるため、それだけはパンツに変えて欲しい、と訴える場面があったのも記憶しておる。(その時は世の中にはまだまだふんどしの愛用者が多いんだな・・・と意を強くしたものであった。)

この頃、ふとした折にふんどしにちなむ記憶が甦ってくることが多い。

運営者より
尾濃太郎さん,お久しぶりです。続いてのご投稿ありがとうございます。そういえば昔はほのぼのとしたテレビ番組が多かったですね。ふんどしが取り上げられるときも,どこか恥ずかしいような懐かしいような,温かい取り上げられ方だったような気がします。今後ともよろしくお願いします!

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